第2回目は、漫画家の高橋よしひろ先生です。
代表作のひとつである銀牙は犬が主人公であることは、ご存じの方も多いはず。
犬の目線で表現されているこの作品をお書きになられた高橋先生ならではのお話をお聞きしました

犬猫の序列について?
犬や猫は家の中での序列を知っているんです。
まあ今の日本社会に一番欠けてしまった″儒教の精神。みたいなものですかね(笑)
序列が1番はっきりするのが食べ物を食べる時で、序列が上の母親のやつとかには絶対に手をだしませんから。
犬と猫は仲良くできますか?
相性はありますよ。
昔ウチに雌のハナコつてオオカミ犬がいたんですが、猫が小さい時から、頭をパクッとくわえて、ブラブラブラって持って歩いてましたから(笑)
そうなると猫は大きくなってからも犬を昨がりませんよ。犬は母親ですから。絶対的に信頼していたんでしょうね。
犬を飼っていて問題が起こった事は?
オオカミ犬のハナコが脱走精神がすごくてね(笑)
ある時、開いていた門扉から脱走しまして、パトカーが2台ぶっ飛んできたことがありました。
子犬を咬んだっていうんですよ。
「嘘だ!ハナコが咬むわけないよ!」って思ったんですけど、傷をみたら、案の定、傷は1ヶ所なんですよ。
飼い主は本気で咬まれたって思っているんですが、本気なら咬まれた犬も反撃しますから、傷は何ヶ所もできるはずなんです。つまり犬同士の最初の挨拶の時に、うまくコミュニケーションが取れなかっただけなんですよ。
ほら、犬同士ってまず最初に匂いをかぎに行きますよね。その時におとなしく匂いをかがせてくれれば、仲良しになれるんですけど、反撃したり、逃げ回ったりすると緊張感が生まれちゃうんですよ。
でも悪いのは飼い主のボクですから平謝りですよ(笑)
こころよくご協力いただきました漫画家 高橋ひろし先生に深く感謝いたします。